前回の「CG-HDC2EU3100とWD20EARS×2台で組む3万円以内の2TB RAID1構築 その1」の続きです。
撮りためた写真・動画のデータ保管用に外付けのハードディスクケースを使用して2TBのRAID1を構築しました。結果、以下の構成で無事RAID1(ミラーリング)を構築できましたが、導入にあたって少しハマったのでメモ。
使用したパーツ・環境は以下の通りです。
使用パーツと環境
- ハードディスクケース:COREGA CG-HDC2EU3100
- ハードディスク:WD20EARS×2台(2TB HDD 667GBプラッタ版)
- 【接続】ケースとPCとの接続はeSATA
- 【OS】接続PCのOSはWindowsXP
- 【etc】GA-965P-DQ6+Core2DuoE6600
パーツセレクトの基準
今回の要件は『メインPCに接続してのデータ保管』、なので接続にeSATAとUSBを両方持っていて、加えてRAID0,1が構築できるCG-HDC2EU3100にしました。値段も6月末の時点で6000円台半ばと安価なのもポイントです。もっとHDDを搭載したいなら、4台搭載可能のCOREGA CG-HDC4EU3500などがいいかもしれません。
WesternDigital WD20EARS-00MVWB0 (2TB 667GBプラッタ版):
WESTERN DIGITALの2TB 5400回転モデル。667GBプラッタ版でそこそこ速度が期待できる点と、5400回転なので他の7200回転のHDDよりも熱を持たないだろうと判断。
このHDDをXPで使うとランダムアクセスでパフォーマンスがかなり落ちるそうですが、WESTERN DIGITALが提供しているWD Align Utilityの使用で回避するできるとの事。もう一つの回避方法であるジャンパピン接続(7-8)は、ジャンパピンを外すとHDDの再フォーマットが必要になる?らしいので却下。
導入手順
- HDDをSATA経由で接続
※1この時点ではまだCG-HDC2EU3100にHDDを入れない - HDDのフォーマット
OSの『ディスクの管理』からHDDをフォーマット(クイックフォーマットで十分です。ちなみにWD20EARSを通常フォーマットした場合、拙宅では一台6時間ほどかかりました)。 - WD Align Utilityの適用
WESTERN DIGITALが提供しているWD Align Utilityを使用して2でフォーマットしたHDDのAlignを調整(1分程度)。 - 2~3の手順をHDD台数分行う。今回は2台なので2セット実行。
- CG-HDC2EU3100にHDDを入れてRAID1モードで接続
Alignを調整した2台のHDDをCG-HDC2EU3100に搭載。ジャンパピンをRAID1モードに設定して接続。CG-HDC2EU3100ジャンパピン3はOFF(2TB以下)にしました。 - OSより接続確認。完了
導入手順解説
上記の導入手順で構築できたわけですが、時々ハマったポイントがあったので記載します。
1.HDDをSATAで接続(※1この時点ではケースに入れない)
3の『WD Align Utilityの適用』までは、HDDをケース内部のSATAに直接接続して行いました。理由については以下の通りです。
【SATAのポートマルチプライヤ対応】
ちょっと本題とはそれますが、最初はCG-HDC2EU3100にWD20EARSを2台入れ、シングルモードで接続してクイックフォーマット→Align調整を試みました。しかし、うちのマザーボードGA-965P-DQ6のICH8RではSATAがポートマルチプライヤに対応していないため、SATA端子に接続された複数のHDDを認識できないという結果に。
調べてみるとGA-965P-DQ6のSATA端子は、ICH8RとJMB363の端子があり、JMB363はマルチポートプライヤに対応しているので、こちらのSATAにCG-HDC2EU3100(シングルモード)で接続すると、2TB×2台のHDDとして見えました。(恥ずかしながらSATAのマルチポートプライヤの存在自体、今まで知りませんでした)
【CG-HDC2EU3100に接続したWD20EARSがWD Align Utilityを適用できない】
JMB363のeSATA経由でCG-HDC2EU3100を接続した後、シングルモード(2TB×2)でOSからのクイックフォーマットまでは出来たのですが、なぜかWD Align UtilityでAlignの適用ができず。
1のWindowsのGUI版Tool:WD Align Utilityが適用できない。チェックボックスが下記画面みたいに灰色になってしまい先に進めない状態です。
仕方がないので、内部のSATAに直接WD20EARSを繋いだところ、あっさりWD Align Utilityが適用できました。箱を開けるのが面倒で、外付けのまま出来ないか試行錯誤したのが返って時間をかけてしまう結果に...。急がば回れですね。
2.クイックフォーマット
【マイコンピューターを右クリック】→【管理】→【ディスクの管理】。初回はウィンドウが立ち上がりましたがデフォルトを選択してOK。その後、作成するパーティションで「プライマリパーティション」を選択後、
「プライマリ パーティション」
→パーティションサイズ(デフォルト)
→「このパーティションを以下の設定でフォーマットする」
・ファイルシステム:NTFS(デフォルト)
・アロケーションユニットサイズ:既定値(デフォルト)・
・ボリュームラベル:任意の名前
でクイックフォーマットにチェックを入れてフォーマットを実行。
この時点で、『ディスクの管理』から見たHDD状態はこんな感じです(画面はドライブレターを割り当てていない状態)
3.WD Align Utilityの適用
上記画像の状態になったらWD Align Utilityを使用してAlign調整を行います。
WD Align Utilityは上記からダウンロードを行ってください。
WD Align Utilityは3種類あり、
1.WindowsOS上で実行するタイプ
2.ISOをCDに焼いて、CD BOOTして行うタイプ
3.WindowsOS上から実行後、DOSにて作業するタイプ
直接内部のSATAに接続したら、WD Align Utilityあっさり適応できたので、1~3のどれでも良いと思います。自分は念には念を入れて2番のISOをCDに焼いてCD BOOTから行いました。
(4~6の手順についてはは特に記載する事がないので省略)
ベンチマーク結果
最後に、WindowsXPにおけるWD20EARS(WD Align Utility未適用)、WD20EARS(WD Align Utility適用)、同2台によるRAID1(WD Align Utility適用)のベンチマークを掲載します。
WD20EARS(WD Align Utility未適用)
WDの低速病が出ていて4KBのWriteが0.332MB/secとなっています。
続いて2台のHDDにWD Align Utilityを適用した状態のベンチマークです。
WD20EARS(WD Align Utility適用)
4Kのランダムアクセスの書き込みが約1.6MB/secと4倍以上になっている他、512kのWriteが約2倍の90MB/Sec以上に改善されています。
最後にWD Align Utilityを適用した2台のWD20EARSでRAID1を構築した時の速度です。
WD20EARS×2台 RAID1(WD Align Utility適用)
RAID1構築後の速度は、やはり単体の時と比べて全体的に速度が低下(1~2割)していますが、体感的にはそれほど違いを感じませんでした。それよりもPOWERの青いランプが眩しすぎです。
これで心置きなくRAWモード撮影とFullHD動画がいけるかな。
P.S.CG-HDC2EU3100が思っていたよりも熱を持っていたので、ケースファンはAUTOではなくて全開でまわしています。
▽今回の使用パーツ
参考リンク
価格com(上記構築にあたって参考にした書き込み)
667GBプラッタ採用ハードディスク「WD20EARS-00MVWB0」の速度検証

WEBディレクター。FLASHは趣味で少々。一昨年の2月にパパデビューしたのがきっかけでブログをスタート。
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